【看病:再発予防】⑦急遽、先生と看護師さんが私たちのカウンセラーに

先生が「私に対する夫の気持ち」を話している間、夫は下を向き、私は涙で喉を詰まらせていました。

 

 

先生の隣に立っていた看護師さんが、優しく声をかけて下さいました。

「まあ、まあ、二人とも…。」

 

先生が看護師さんに指示をしました。

「ご主人は僕がみるから、奥さんを頼む。」

 

先生と夫は、「診察室」に残りました。

看護師さんと私は、「待合室」のソファーに移りました。

 

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先生の奥様でしょうか…。

ベテランの看護師さんに見えました。

 

看護師さんに

「私に何か出来る事はないか?」

「足や頭のマッサージをしても大丈夫か?」

など、色々とお聞きしました。

 

「奥さんが  “御主人にしてあげたい事”  “良いと思う事”  をやってみればいいわ。」

 

 

どの位の時間が過ぎたのでしょうか。

先生が呼びに来ました。

 

立ち上がる際、看護師さんに言われました。

「二人でお互いの事を心配していたら、二人とも疲れちゃうからね。」

 

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帰りの車の中では、二人とも無言でした。

夫は運転しながらハンカチを探していました。

 

黙ってハンカチを渡しました。

私も目を拭いていました。

 

先生や看護師さんと、それぞれが何を話したのか今でもわかりません。

お互い聞きませんし、自分から話すこともありません。

 

 

小さな個人病院です。

入院も手術もありません。

たった7回(6回予防治療+最終診察)だけの通院。

 

でも、私たち二人にとって「一生忘れられない病院」になりました。

ありがとうございました。