【看病:30代】⑫手術直後「家族の様に喜んで下さる外科医長(現院長)」

手術が始まりました。

母と二人で、待合室で待つ事にしました。
父は、通勤前に顔を出してくれました。

 

手術が終わる時間が近づいて来ました。

廊下の方からパタパタと音がします。
すごい勢いで走ってくる人がいます。
外科の医長(現院長)でした。

 

医長(現院長)は、母と私の前で止まりました。
ニコニコ、ニコニコしています。

「良かったねー、良かったねー。」
「もう大丈夫だよ。」
「綺麗になったからね。」
「全部取れたからね。」
「僕も立ち会っていたんだよ。」

 

医長(現院長)は、満面の笑みで喜んでいます。
何度も繰り返しています。

「良かったねー、良かったねー。」
「ぜぇーんぶ、取れたからねー。」

 

そして、手術室へパタパタと急いで戻って行かれました。

報告をするためだけに、わざわざいらして下さった様です。

 

一瞬、状況がつかめず母と二人でポカンとしてしまいました。

そして母が、医長(現院長)の様子を見て「私も病気になったらこの病院で診てもらいたい。」と、話していました。

 

手術室から、主治医(執刀医)と助手の医師が出て来て説明が始まりました。

お二人とも、顔だけでなく首や腕まで汗でびっしょりでした。

「予定どおり手術は終わりました。」
「すべて取り切りました。」
「ご主人は徐々に麻酔から覚めます。」

「見ますか?」

切除した物を見せて下さいました。

手術内容の図を描きながら、丁寧に説明をして下さいました。

手術前にもお聞きしていたのでよくわかりました。

 

他の病院と比べる事は出来ません。

しかし、

「まるで家族の様に喜んで下さる医長(現院長)」

「丁寧な説明、どの様な質問にも真摯に答えて下さる主治医」

「他部門・他科(看護部・薬剤部、内科・麻酔科、その他全て)との綿密な連携」

を見て、この病院で良かったと思いました。

 

あとは、病理検査の結果を待つのみです。
結果は2週間後。

その日を緊張しながら待ちました。