【看病:50代①】⑨亡き義母からの「2度目の暗示」

初めての手術から約15年後に、転勤先で新たにがんを発症しました。

そして、また「亡くなった義母」が教えてくれました。

 

我が家の玄関ですが、一部を縦長のガラス窓にしてあります。

その前には、物が置ける様になっています。

 

玄関の扉からみると、「90度」の位置です。

 

実母が作ってくれた花を飾っています。

1m位の高さで、白・黄・薄紫の造花。

義母のお気に入りの色ばかりです。

 

ある朝、不思議な事が起こりました。

出勤しようと玄関に行きました。

 

すると、玄関の扉の前に「黄色の花だけ」が5つ並んで置かれていました。

まるで、「誰かの手によって」並べられたかの様に「綺麗な一列」でした。

 

今まで落ちた事は一度もありません。

材料は針金でしっかりしています。

 

花の位置は玄関の扉と「90度」。

自分から歩いてくるはずはありません。

みごとに「綺麗な一列」です。

 

 

不吉な予感がしました。

(転勤先で何かあったのだわ…)

 

義母の気配を感じる事が時々あります。

霊感があると言われた事はありませんが、何故か義母については色々な体験をしています。

 

(今日は出勤したらダメなんだわ…)

(すぐに転勤先に行かなければ…)

 

しかし、この日は特別な日でした。

グループ会社の役員や人事部門の方などへの、健保財政状況の説明会でした。

保険料率引上の話のため、もめる事になるだろうと常務理事と話をしていました。

超高齢社会による制度改正で、破綻する健保や赤字になる健保が増加した時代です。

 

ほとんどの健保組合が、「保険料率の引上げ」・「保健事業の廃止」・「給付金の廃止」などで、「会社・社員の代表者」と喧々諤々でした。

 

政府の方針や新しい高齢制度などの説明、今後3年後・5年後の財政説明などをしなければなりません。

しかし、常務理事は当時ほとんど兼務の人事業務をしていましたので、事務長の私が横に座って説明をする事になっていました。

 

取り敢えず、出掛ける事にしました。

黄色の花は下駄箱の上に並べました。

(う~ん…花が歩くはずがない…)

 

頻繁に夫にメールをしました。

返信がありません。

電話もしましたが、返事がありません。

いつもはすぐにあります。

心配になりました。

 

帰りの電車の中で電話が鳴りました。

途中下車して一気に質問をしました。

「何かありましたか?」

「どこにいたのですか?」

「驚かないので教えて下さい。」

 

しばらく黙ったままでした。

そして、やっと一言。

「ごめん…」

 

(あっ…、やっぱり…)

 

「わかりました。」

「明日そちらに行きます。」

「今晩、電話をします。」

 

夜、電話をしました。

終日、病院にいたそうです。

手術が必要と言われたという事でした。

声で進行度の見当はつきました。

 

そして、この時から見て約15年前の「病院」・「先生方」に、またお世話になる事になります。