【看病:50代②】⑨諦めかけていた中での起業準備「病院内でロゴ考案」

「3度目の入院」と同時に諦めかけた起業ですが、鞄の中にはいつも「ロゴ」の(案)を入れていました。

5年後、10年後に機会が訪れるかもしれない、その時のために…と思っていました。

 

病院内には、コンビニがありました。

隣には、数列の長机・椅子・コピー機など、簡単な作業が出来るスペースが併設されていました。

 

お弁当を食べている人。

読書をしている人。

パソコン作業をしている人。

 

病室は個室でしたが、夫が寝ている間はよくここを利用していました。

 

広いスペースでしたが閑散としていました。

落ち着いて、ロゴを考える事が出来ました。

 

昔から絵を描いたり、デザインをするのが好きです。

高校時代、少女漫画本で募集していたコンテストで入賞した事があります。

初めて手にする十万単位の賞金の事は、家族には言わずに黙っていました。

しかし、母親に勘付かれました。

母親だからでしょうか…。

女の直感でしょうか…。

お金はすぐに無くなってしまいました。

 

HP・名刺・バナー等も、素材集を利用して自分で作っています。

無料の画像編集ソフトなどを利用しています。

「PIXLR EDITOR(ピクセラ エディター)」

https://pixlr.com/editor/

 

 

ある日、いつもの様に作業をしていました。

人が多い事に気が付きました。

皆さんパジャマを着ています。

という事は入院患者さんです。

 

・設計図を作っている人

・校正の作業をしている人

・ライターの仕事をしている人

 

まるで、図書館の様でした。

(いつの間にこんなに人が…)

 

 

また、別の光景も。

パジャマ姿の男性が、熱心に経験談を披露。

若い男性部下の相談に乗っていました。

上司との人間関係に悩んでいる様でした。

 

まるで、カウンセリングルームの様でした。

(どちらが患者かわからない…)

 

 

患者さんにとって「息抜き出来る場所」は、ラウンジで囲碁や将棋をする場所だけではないと思いました。

特に働いている方は、「仕事への影響」が気になると思います。

不安を感じ、余計体調を悪くすることも…。

 

“入院中でも「仕事が出来るスペース」”

“同室者に気兼ねなく「職場の人と話が出来る場所」”

 

 

2017年1月、「院内オフィス」の記事を読みました。

『厚生労働省は、病院内に「サテライトオフィス」を整備し、仕事が継続できるよう後押しすることを決めた。』

『厚生労働省は調査結果を参考に、企業と医療機関の連携強化などを図る方針。』

『来年度から希望する全国5か所の病院に、癌患者らのために無線LAN、FAX、プリンターなどを設置し検証する。』

 

もちろん、この施策自体は大賛成です。

しかし、課題は少なくないと思いました。

・主治医の承諾

・産業医の承諾

・職場の理解

・労働時間の管理

・セキュリティ問題

・個人情報漏えい対策

など

 

数年前、政府がまとめた『事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン』の講習会に参加しました。

参加者は主に「中小企業の経営者」「人事労務担当」。

非常に少なく、空席が目立っていました。

他の講習会は、キャンセル待ちなのに…。

 

ディスカッションではマイナスの声ばかり。

・相談されても病気の経験が無いから困る…

・女性の相談を、どこまで聞いていいのか…

・有休消化済み・復職後通院の勤務扱いは…

・やはり両立は難しいのでは…

 

無理もないと思います。

・確かにガイドラインは2016年2月に発表

・しかし、厚労省HPから確認出来ます程度

・企業は、病気に関する知識がありません

・急に、経営方針や経営理念の改善、社内規定の見直し・整備と言われても、すぐに対応出来るものでもありません

 

しかし、現状は「癌患者の3割が離職」。

「有休」がなくなり欠勤、「収入」が減少。

病気は、誰もがかかる可能性があります。

いつ看病をする側、される側になるかわかりません。

 

「職場との接点が出来る」という選択肢が増えることは、「本人だけでなく家族にとっても」、疎外感や不安を軽減出来、社会復帰への自信にも繋がると思います。

まずは、「企業の協力・治療の理解」の必要性を痛感しました。