【看病:50代④】⑤5度目の入院「抗がん剤治療」

リンパの腫れについて、「数か月前に手術をした科」でお話しを伺う事になりました。

CTの画像を見て、先生は外科の主治医と同じ様に不思議そうな表情をしていました。

 

 

「えっ~。」と驚いたり…。

「う~ん…。」と画像を見つめたり…。

しばらく、首を左右にかしげたり、ひねったりしていました。

 

やはり、外科と同じで状況から考えられないとの事でした。

しかし、実際にはリンパに大きな腫れ。

「早急に入院が必要です。」と言われました。

 

入院と言われ、夫は肩を落としてしまいましたので、代わりに外科の主治医にした同じ質問をしました。

「リンパですね。」

「何か所ですか?」

 

この科の先生も、外科の主治医と同じ様に早口になりました。

外科と全く同じ返事でした。

「1か所。」

「だから早く。とにかく早く。」

 

 

どうしても聞きたい事がありました。

「その腫れは、がんなのですか?」

「病理検査はしないのですか?」

 

先生は早い口調でしたが、丁寧に答えて下さいました。

「通常は、病理検査をします。」

「しかし、検査結果に2週間。」

「その間に、広がる可能性があります。」

「今ならまだ1か所。早い方がいい。」

 

「病理検査をしていないということは…。」

「…がんではない可能性もあるのでしょうか?」

 

「そういう考えもありますが…。」

「ご主人は何度も手術をされていますから…。」

「まず間違いないでしょう。」

「2週間の検査結果を待ってから入院をするより、すぐに治療を開始した方がいいです。」

 

 

色々と質問をさせて頂いたのは、夫の「また入院…。」という声が聞こえたからです。

肩を落としていました。

一番に「仕事」の事を気にしているのがわかりました。

夫が納得する説明を、先生から話して頂かなくてはなりません。

 

 

それにしても不思議です。

それぞれ別の科で、ベテランの先生方が、同じ様に首をかしげていました。

「通常はあり得ない…。」とでも言いたげな表情をしながらです。

 

私は、亡くなった義母の事を思っていました。

この頃、亡くなった義母に関してまた不思議な事がありました。

 

この日の夜、義母の遺影をずっと見ていました。

にこにこと優しい笑顔に見えました。

思わず御礼を言いました。

 

そして、抗がん剤治療が始まりました。