【看病:50代④】⑨生命保険コールセンター「2人の対応の違い」

この5度目の入院は、初めての「抗がん剤治療」でした。

私自身、夫の前では笑顔でしたが、実際は動揺していました。

 

 

ある年の3月に「抗がん剤治療」が始まりました。

4月、5月…と繰り返すうちに、二人とも慣れてきました。

段々と前向きになり、終わる頃には気持ちも元に戻りしっかりとしてきました。

 

後で考えたら、怖くなった出来事があります。

精神的に弱っていると、「正常な判断が出来なくなる」事があるのですね。

「他人の言う事が、全て正しく思えてしまう」時期がありました。

 

生命保険会社のコールセンターですが、2回電話をして確認して良かったです。

 

1回目は、「抗がん剤治療」が始まったすぐの3月

➡「心が弱っていた時」

2回目は、「抗がん剤治療」が終わった後の7月

➡「心が元に戻っていた時」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

生命保険会社への請求は何度もしていますので慣れています。

 

5度目の入院に関する請求時の事です。

手術はなく治療目的の入院でした。

つまり「抗がん剤治療」。

 

 <3月>

生命保険会社のコールセンターに電話をしました。

オペレーターは若い男性でした。

 

簡単に断られました。

「出ません(支給されない)。」

「抗がん剤治療専用の保険に加入していませんので。」

 

確かにその通りです。

数十年前のがん保険は、「抗がん剤治療専用の保険商品」はありませんでした。

その男性の説明に違和感はありましたが、私も精神的に弱っていたため「そうですよね…。」と返事をして終わりました。

 

<7月>

再度、生命保険会社のコールセンターに電話をしました。

今度は、女性のオペレーターでした。

 

抗がん剤治療が終わった後、私の精神状態はすっかり元に戻っていました。

3月から、男性のオペレーターの対応に、心のどこかで引っかかっていました。

 

その男性の話はせず、一般的な質問をしてみました。

●「抗がん剤治療」専用の保険商品に入っていない

●しかし「入院」はした

●入院後の「通院」もある

●「約款」は全部読んで理解している

 

その女性のオペレーターは、言葉遣い等でベテランの方ではないかと感じました。

「がんを繰り返しているため、対象期間が重なっている部分がある。」

「長くこの仕事をしているが初めてのケース。」

「上司や関係部署等に相談したい。」

 

そして、その日のうちにとても誠実なお返事を頂きました。

「請求をして頂く事は可能です。」

「今の段階で、確実に支払えますとお答え出来ず、誠に申しわけございません。」

 

 その後、1週間位で支払われました。

その女性の誠実な応対は、何年経っても、今でも耳にはっきりと残っています。