今度は、私が不思議な夢を見ました。
夢の中に出てきたのは、義母ではなく義父でした。
どこかの支店長室の様でした。
中央に、10人以上は座れそうなソファーがありました。
40・50代の男性数人が座り、談笑しています。
窓際に机があり、そこに義父が座っていました。
支店長席だと思います。
決裁でもしているのでしょうか。
積み重なった書類に、はんこを押していました。
ソファーの男性たちに、笑顔で話しかけていました。
私はどこから見ているのでしょう…。
天井でもなく…。
入口でもなく…。
離れた場所から見ている様な…。
テレビや映画を見ている様な感覚です。
義父の顔は、遺影で知っていました。
でも、義父以外の方は知りません。
そして、翌日夫から異動先を聞いた時、「やっぱり…。」と思いました。
義父が眠る、お墓のある「区」でした。
夫は、「お墓に呼ばれている…。」と死を覚悟した様です。
夫の父方のお墓です。
全員男性で、がんのため40歳代で他界しています。
お墓の側面に、戒名や没年が刻まれていますが、「47歳、48歳…」など、見ていて辛くなります。
私は、違う事を思っていました。
夢の中の男性方は、お墓で眠っているご先祖様だと思いました。
40代で亡くなり、無念だったと思います。
仕事も、思いっきりしたかったと思います。
そのため、夫をお墓のそばに呼び、一緒に仕事をしたかったのではないかと思いました。
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ずっと、不思議に思っていた事があります。
いつも、再発でも転移でもなく「原発」です。
そのため、「取ったら綺麗」「取ったら綺麗」の繰り返しでした。
この、抗がん剤治療の後、また「原発」ですが手術をします。
そして、手術後の入院中に、「今度は夫が夢」を見ました。
やはり、複数の40・50代の知らない男性が出て来たそうです。
手術後の寝ている夫の布団を、「よく頑張った。」と言ったり、「うん、うん。」と頷いたりしながら、笑顔で順番にトントンと叩いて通り過ぎて行ったそうです。
それを聞いて、私が見た「義父と複数の40・50代の男性」の夢を思い出しました。
恐らく、同じ人たち…。
きっと、お墓の中のご先祖様…。
若くして亡くなり、生きたかったと思います。
そのため、「夫の体を借りて」、順番に手術をして治してもらっているのではないかと思いました。
時を経て、今この時代で「念願の手術」をしてもらっている…。
「私が見た夢」と「夫が見た夢」から、思わずそんな風に感じてしまいました。