【看病:50代④】⑮抗がん剤治療と仕事「3回目(5月):毎日気持ち悪い」

3回目(5月)の抗がん剤治療は、入院中毎日の様に「気持ち悪い、気持ち悪い。」と言っていました。

“船に酔ったみたい”

という表現をしていました。

 

 

病院からは、「何を食べても良い。」と言われていました。

夫から、リクエストのメールが届きます。

お好み焼き

生姜焼き弁当

ヒレカツ

たこ焼き

 

しかし、買って持って行くと「気持ち悪い。」と言って食べません。

スイカ、メロンなどの果物は口にしていました。

 

3回目(5月)は、毎日の様に「気持ちが悪い。」と言い、辛そうな顔をしながら横になっていました。

 

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抗がん剤治療中、勤務先で各種「コンテスト」が行われていました。

全国で行われ、エリア地域ごとに各事務所で競い合います。

 

夫のエリアは約50事務所。

各事務所には5つの課や室があります。

 

夫は、順位が見えるものは昔から好きです。

仕事も遊びも、順位があるものに対してイキイキしています。

地方で所長をしていた時も、エリアで1位でした。

(私は苦手です。他人と争う位ならビリでもいいと思ってしまいます…。)

 

しかし、そんな夫も今回は「抗がん剤治療中」です。

副作用のため、1駅1駅ホームのベンチで、休みながら通勤しているほどです。

ふらつき、嘔吐、鼻血、めまい…。

しかも、コンテスト期間中の3分の1は入院。

 

しかし、夫の事務所は「5つの課・室」全てで表彰されました。

さすがに夫も驚いたと言っていました。

すべての部署で表彰されたのは、夫の事務所だけだそうです。

 

その上、「お客様からの称賛の声」も担当者全員が表彰。

全員?全員?

どうやったら全員もらえるの??????

 

本部からも問合せがあったそうです。

「どうしたら、全員が称賛の声をもらえるのか?」

 

本当に不思議です。

お客様が、わざわざ書いてポストに投函するわけですから…。

 

夫の話では、退院した都度、軌道修正をしていたとの事。

各課・室長から、数字や状況報告をしてもらい、「次の入院期間、2週間ごとの戦略」の指示をしただけだと言います。

数字を上げるため、人の配置までその都度変えていたそうです。

称賛の声では、個人個人が表彰を目指すのではなく、担当部署全員で1つになれば難しくはないと言っていました。

 

・・・・・・?
・・・・・・?

・・・・・・?
・・・・・・?

 

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打ち上げには、事務所で働く方全員が参加されたそうです。

全員と聞いて驚きました。

すべての課・室が表彰されたわけですから、皆さんも嬉しかったのだと思います。

 

抗がん剤治療中の「2週間ごとの戦略会議」では、皆さんの一致団結さを強く感じて嬉しかった様です。

私は、夫が職員の皆さんを心から信頼しているのを強く感じていました。

 

仕事をしながら「抗がん剤治療」を乗り越えられたのは、事務所の皆様のお陰だと思っております。

ありがとうございました。