【看病:50代⑥】①わざわざ会議から戻って診察して下さった院長

病院の検診以外に、居住地のがん検診も受診しています。

 

ある年の11月~翌1月。

「再発予防のための通院」をしていました。

外科以外の科でした。

 

「居住地のがん検診結果」が届いたのは11月末日。

結果は「要精密検査」。

こちらは外科でした。

 

翌日、仕事を休み2人で病院へ行きました。

あいにく、外科の主治医は手術中でした。

 

外科・受付の女性が、院長(当時、副院長)に連絡をして下さいました。

しかし、院長はこれから会議という事でした。

 

二人とも黙ってしまいました。

(・・・)

(どうしよう…夫は先生に会いたいはず…)

 

しかし、受付の女性は笑顔でした。

昔から、ずっとお世話になっている女性です。

「先生(現、院長)が、会ってくれるって。」

「会議は1時間以上かかるかもしれないけど、戻ってくるから待っててくれる?って言っているけど、大丈夫?」

 

びっくりしました。

「えっ?」

「わざわざ、戻って来て下さるのですか?」

 

受付の女性は、ニコニコしながら頷きました。

 

二人で頭を下げて、お願いをしました。

「何時間でも待ちます。」

「是非、お願いします。」

 

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院長の会議が終わり、診察室に呼ばれました。

 

相変わらず優しい院長です。

ニコニコと笑顔で迎えて下さいました。

「ごめんね、待たせたね。」

「どうしたの?」

 

夫が説明しました。

「居住地の検診結果が、要精密検査でした。」

「心配になり、来てしまいました。」

 

院長は、ニコニコニコニコしています。

「そうか、そうか。」

「毎年、病院で精密検査をしているから大丈夫だと思うよ。」

「でも、安心するために検査をすればいい。」

「その方が安心でしょう?」

 

すぐに、検査予約を入れて下さいました。

 

夫は、大好きな院長に会えて、本当に嬉しそうでした。

夫が笑顔だと、私も笑顔になります。

 

院長は、「外科医長」時代から変わっていらっしゃいません。

どんな時でも本当に優しい先生です。

1-⑫手術直後「家族の様に喜んで下さる外科医長(現院長)」
『手術が始まりました。…』

 

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そして検査日。

 

検査室から出てきた夫は、真っ青でした。

「…見た事のない機械が上から降りてきた。」

「…カシャカシャと写真を複数枚撮っていた。」

「あんな機械を見たのは初めてだ。」

 

二人で心配しながら、小さな声で話していました。

「えーっ!」

「うそー!」

「先生、何か言っていましたか?」

 

検査室のベテラン看護師さんが、その様子を見ていました。

検査室内の面談室に、私たち2人を通して下さいました。

「あの機械の事ね。」

「大丈夫よ。」

「何度も手術をしているからなの。」

「管が通らない箇所があり、写真を撮っただけよ。」

 

ベテラン看護師さんは笑っていました。

「何度も手術をしているから心配なのよね。」

「来週、先生から話があると思うけど、心配しなくても大丈夫だと思うわよ。」

 

この日、ポリープも見つかり切除しました。

でも、ベテラン看護師さんの心遣いが嬉しくて、話を伺って少し安心しました。

 

そして、患者は「少しでもいつもと違う事があると、不安になるものだ」とつくづく思いました。

 

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検査結果日。

 

いつもの、外科の主治医に会えました。

「ポリープが見つかりましたが、良性でした。」

「出来易いので、検査は毎年しましょう。」

「CTは、他科で1月にやるから…。」

「外科では、5月にやりましょう。」

 

帰りの車内で、夫は嬉しそうでした。

「やっぱり、主治医の顔を見ると安心する。」

2-⑬30代手術時の病院に「手術、主治医のお願い」
『ちょうど同じ時刻、夫も転勤先の病院で医師から手術の説明を受けていました。…』

 

主治医と話したら安心した様子でした。

午後から元気に、仕事に出掛けました。

 

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毎年、病院で精密検査をしています。

 

病院にしてみたら、「勤務先」や「地域」の集団検診結果は、「大きな事ではない」のかもしれません。

 

でも、院長(当時、副院長)は、忙しいのにわざわざ会議から戻って来て下さいました。

 

”予約外で来てしまうほど、患者は心配している。”

と、思って下さったのではないかと思っています。

 

患者の気持ちを思い、会議から戻って来て下さった…。

もうそれだけで、「心配毎が払拭された気持ち」になりました。

院長、ありがとうございました。

2-⑫アポなしで病院へ「断る事をしなかった職員の皆様」
『あの日は、無我夢中でした。…』