【看病:50代⑥】④紙一重の判断「大きさが気になる」

毎年「精密検査」は1~3月が多いのですが、その年は「11月に某科のCT」、「12月に内視鏡検査」をしました。

 

 

11月同日➡「夫は某科のCT」・「私は脳ドック」。

・夫は、「居住地のがん検診」で要精密検査のため。

・私は、義母から生前何度も言われていたため。

義母は生前、何度も「脳ドックは2年に1回はやりなさい。」と話していました。

1-②義母からの教え「50歳になったらする事」
『義母は生前、何度も何度も同じ話を私にしていました。…』

 

12月同日➡「夫は内視鏡検査」・「私は脳ドックの結果」。

・夫は、「当日、内視鏡手術」。

・私は、「異常なし」。

 

夫の「内視鏡手術」ですが、今までCTに写りませんでした。

でも、なぜか2㎝位の大きなポリープが1つ。

先生が見る限り「良性」。

「切除なし」と判断。

 

でも…先生は、その場を動かずしばらく考えて…。

「大きさが気になる。」と一言。

 

そう言って、内視鏡手術で切除。

そして、検体検査へ。

 

―・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

私は、脳ドックの結果「異常なし」。

面談室に通されると、院長(当時、副院長)がいました。

「えーっ!」

「どうして偉い先生がいるんですかー?」

 

院長はにこにこしていました。

「現場に出ていないと、忘れちゃうでしょう。」

「だから、忘れない様にしているの。」

 

ずっと心配していた事をお聞きしました。

「夫が、毎日の様に痛がるんです。」

「それも、すごく。」

 

院長は、パソコンでカルテや検査結果を見ていました。

 

ここでも、院長のお人柄に触れる事が出来ました。

誰もいないのに、まるで誰かに聞かれない様に、声を潜めて話していました。

「ほら、ご主人何度も手術をしてるでしょう?」

「だからね、普通の人よりも痛いの。」

「かなり痛いと思うよー。」

 

思わず笑顔になりました。

(ひそひそと話している…)

(誰もいないのに…)

 

―・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

そして、その1週間後「検体結果」が出ました。

外科の主治医から話がありました。

「上部には、がんなし。」

「削った部分に、がんあり。」

「早期の早期。」

「一刻を争うものではない。」

 

 

夫が帰りの車内で話していました。

「今回、2㎝位の大きなポリープが1つあった。」

「先生は、はじめ “良性”  “切除なし” と言っていた。」

「しかし、しばらく考えて、“大きさが気になる” と一言つぶやいていた。」

「恐らく、一般的には“良性”なんだと思う。」

「でも、ずっと外科の主治医でいてくれているので、自分よりも体の中をよくわかっているから “大きさが気になる” と判断し、切除をしてくれた。」

「もし、“良性” だからと切除せず、“検体検査” もしていなかったら…。」

「そして、たまたま“居住地のがん検診で要精密検査” になったから、毎年より早い時期に病院で診てもらう事になった。」

「もし、11月ではなく、毎年と同じ3月に検査をしていたら…。」

「考えてみたら怖い…。」

 

“大きさが気になる”

外科主治医の「紙一重の判断」に救われる事になります。