【看病:50代⑥】⑫主治医からの連絡「明日からの入院・手術は中止」

胃カメラでは、「食道・胃・十二指腸」を検査する事が出来ます。

 

 

入院の約1週間前に、胃カメラの検査をしました。

胃カメラは、毎年「正常」です。

 

夫は、大丈夫だと思っていました。

私は、新たにがんが見つかるのでは…と思っていました。

 

主治医は、いつもと違う様子でした。

進め方に今まで以上の速さを感じました。

 

(きっと、またがんが見つかる…)

(また小さいうちに見つけてくれる…)

(今度も多分、早期発見…)

 

(そして、またこの先生が助けてくれる…)

 

夫が話していた事があります。

「手術が多いのは、いつも先生が小さいうちに見つけてくれるから。」

 

私も同じ事を思っていました。

「そう。他の人より手術が多いのは、小さいうちに取っていっているから。」

「5mm位の時に、見つけてくれるから。」

 

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検査室から夫が出て来ました。

 

主治医が話していたとの事。

「気になるところがある。」

「検体検査に出す。」

 

検体検査の結果は、通常2週間後。

 

でも、この時は1週間後。

その日は「入院の前日」でした。

 

朝9時。

主治医から電話がありました。

 

夫が出ると思った様でした。

でも、連絡先は私にしてありました。

 

家族に詳しい話は出来ません。

要件のみ。

「明日からの入院・手術は中止。」

「胃カメラ、今度は口からもう一度。」

 

やっぱり…と思いました。

「検査で…何かあったのですね。」

 

ストレート過ぎたのでしょうか。

主治医は一瞬無言になりました。

 

守秘義務があります。

要件のみ。

「とにかく、明日の入院は中止。」

「明日、外来で説明。」

 

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すぐ、夫にメールをしました。

“主治医から電話あり”

“明日の入院は中止”

 

夫は、入院前の引継ぎをしている最中でした。

驚いた声で電話をかけてきました。

「えっ?」

「中止?」

「理由は?」

 

胃カメラのあとすぐです。

また、新たにがんが見つかった以外に考えられません。

 

でも、言えません…。

「理由はわかりません。」

「入院病棟が、混んでいるのかもしれませんね。」

 

そして、翌日外来で詳しい話を聞く事になります。

「7つ目のがん」が見つかった事を告げられます。