【看病:50代⑥-23】看護師さんの家族への気遣い「何かあったら私を呼んで下さい」

この病院のスタッフの方々は、「患者・家族」に対して、まるで家族の様に接して下さいます。

 

 

手術の時間は朝1番でした。

6つ目、7つ目の、がん摘出手術です。

 

若い看護師さんが迎えに来てくれました。

私を見て一言。

「あっ、私奥さん知っています!」

 

「以前、某科(外科以外)にいましたよね。」

「私、その科の看護師だったんです。」

 

「奥さん、毎日面会に来ていましたよね。」

 

そして、優しい言葉をかけて下さいました。

「ご主人、また手術なんですね。」

「奥さん、大丈夫ですか?」

 

「私、〇〇(名前)と言います。」

「何かあったら私を呼んで下さい。」

 

(あっ、思い出した…)

(この名前…)

(この言葉「何かあったら私を呼んで下さい」…)

(以前どこかで聞いた事がある…)

 

そして、少し経った頃戻って来ました。

「院内用の携帯」を手渡されました。

「手術が終わりお迎えの時も、私が奥さんの担当をさせて頂きます。」

 

元々担当だったのか…。

どなたかと代わって下さったのかはわかりません。

 

でも、「手術を待つ」という緊張の中、「知っている看護師さん」で安心しました。

 

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この看護師さんですが、思い出しました。

 

夫が、某科(外科以外)に入院していた頃の事。

ある日、手術の多い日がありました。

 

夜遅くまで、この科の入院病棟はバタバタ。

話しかけたくても遠慮してしまう程…。

 

部屋のドア付近から、ナースステーションを見ていました。

 

緊急の手術が入った様でした。

 

その様に忙しい中、1人の看護師さんが走ってきてくれました。

「どうかされましたか?」

 

私の動きが気になった様でした。

「いえ、いえ、すみません…。」

「急ぎではないです…。」

(実は、ただのぞいていただけです…)

 

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そして、面会時間が終わる頃、看護師さんたちが戻ってきました。

 

先ほどの看護師さんが、わざわざ部屋までいらして下さいました。

「先ほどは失礼致しました。」

「大丈夫ですか?」

「何かありましたか?」

 

「すみません…。」

「のぞいていただけなんです…。」

 

看護師さんは、笑いながら挨拶をして下さいました。

「私、〇〇(名前)と言います。」

「何かあったら私を呼んで下さい。」

 

丁寧にお辞儀をして出て行かれました。

 

その時の看護師さんでした。

 

2度までも、「家族」の私にまで気を遣って下さりありがとうございました。