10/4 椿峰小学校で「がん教育」の授業を行いました

2024.10.4㈮、埼玉県所沢市立椿峰小学校(ところざわしりつつばきみねしょうがっこう)で6年生を対象に「がん教育」の授業をさせていただきました。

*文部科学省「がん教育プログラムー小学校版」より(抜粋)
健康教育の一環としてがんについての正しい理解と、がん患者やその家族など、がんと向き合う人々に対する共感的な理解を深めることを通して、自他の健康と命の大切さについて学び、共に生きる社会づくりに寄与する資質や能力の育成を図ることを目的としています。
がんをテーマとして教育で扱う際に大切なことは、「生きている限り誰にでも起こりうる病気や死といかに向き合うか」という正解が一つではない問を通して、「自分らしい生き方」や「健康と命の大切さ」について考えることです。

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当日までに授業の内容について先生と打合せを重ねましたが、たまたま自宅に近い小学校でしたのでZOOMではなく小学校を数回訪問させていただきました。

担当の先生は、男性1人、女性1人のお二人で、ニコニコしながら笑顔で迎えて下さいました。
初回打合せ時は資料や教科書を山のようにテーブルに積み上げ、それらをめくりながらどのような授業にしたいかという思いを、熱心に話して下さいました。

2回目に訪問をさせていただいたときは、実際に6年生の授業風景を見て欲しいということで、教室の後ろにお邪魔させていただきました。
どの授業も児童が生き生きと発言をしている風景が印象的でした。

先生に遠慮をしないで自信を持って発言できるということは、そのような環境を学校が作ってあげているのだと感じて、学校の経営方針を見て納得いたしました。
最上位ミッション:子供の声を「きいて」幸せの花を咲かせる

 

<令和6年度 学校経営方針より一部抜粋>椿峰小学校HPよりお借りしています

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授業当日の講師は、弊社顧問の佐藤晋一です。

椿峰小学校側から、「2時限の枠をとりました」「ご本人として、ご家族としての話をそれぞれしてください」「保護者にも参加していただきたいので通知を出します」とのお話がありました。

教育の世界では年間の授業時間が足りないと聞いたことがあります。
そのため、2時限も頂けると聞いたときは驚きました。
子どもたちが、大人になっても心に残るような有意義な授業にするにはどうしたらいいか?を考えました。

そして当日、真剣な目で話を聞いていた子どもだちは、休み時間中も講師の席に集まり「おばあちゃんががんになったけど、今は治って元気だよ!」「がんにならないように野菜をいっぱい食べてるんだ!」などと元気に話をしてくれました。

質問の時間では、「どのがんの手術が一番痛かったですか?」「手術の痕を見せてください」などと自由な質問が飛び交っていました。
微笑ましく感じ、「あぁ、この子たちが将来の日本を支えてくれるんだな」と感慨無量の気持ちになり、1つ1つ丁寧にお答えいたしました。

 

<椿峰小学校 ほけんだより11月号より一部抜粋>椿峰小学校HPよりお借りしています