妻(佐藤美由紀)は10月上旬より体調を崩し、2か所の病院で風邪と診断され通院していましたが、一向に改善せず逆に悪化してきました。
ひどい咳で座ることも寝ることも出来ず、夫(佐藤晋一)ががんで30年近くお世話になっている病院の呼吸器内科で診てもらったところ、アレルギーによる肺炎ということがわかり即入院になりました。
平均睡眠3時間が続いていたせいもあるかもしれません。
入院中は呼吸器内科のほかに様々な科にかかりました。
水が苦く感じたため歯科口腔外科、鼻の通りが悪いため耳鼻咽喉科、ひどい咳で肋骨・背骨が痛いため整形外科など。
酸素ボンベの管を鼻に入れ、あちこちの科やレントゲン室、CT室に行っていました。
肺炎の場合、通常ステロイドで数値は下がるそうですが、ステロイドを飲んでも3週間数値は下がらず、主治医が悪性を疑い血液内科に連絡をしてくれました。
血液内科では、骨髄検査というとても痛い検査をしました。
細胞レベルまで確認することが出来るらしく、その結果悪性ではないとのことで安心しました。
他の科でもすっかり綺麗になったと言われました。
現在はステロイドも効いてきて採血の数値もCT・レントゲンも正常に戻りました。
ステロイドの数を少しずつ減らしているところです。
*妻の入院中、夫(佐藤晋一)が入院してきました。
新しいがんが見つかったからではありません。
今まで病気になったことのない妻を心配し過ぎて食事が通らずふらふらになってしまいました。
栄養剤の点滴をするために1週間ほどの入院を2回しました。
妻は呼吸器外科(新館)、夫は外科(本館)のため、病室は離れています。
そのため入院が重なったときは、毎日17時にレントゲン室の前にあるソファーで待ち合わせ、お喋りをしていました。
夫の洗濯物をあずかり妻の病室で干して翌日渡したり、コンビニに一緒に行ったりしました。
リハビリ室でたまたま同じ時間だったことがあり、どの様なリハビリをしているかを知ることが出来ました。
二人とも11月中に退院していますが、「生活習慣の重要性」を改めて感じ、退院後も二人でリハビリを続け、食事、睡眠、散歩などに注意しています。
翌1月に埼玉県の小学校でがん教育授業をさせていただきますが、このときに身をもって感じた「生活習慣の大切さ」を児童にお話しさせていただきたいと思っています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<参考>ムーンフェイスについて
ステロイドの治療中に見られるムーンフェイスをご存じでしょうか。
顔に脂肪がつき、満月のように丸く赤みを帯びた状態になります。
これはステロイド薬の副作用としてよく知られています。
夫(佐藤晋一)が以前肺炎になったときにもムーンフェイスになりました。
顔がパンパンに腫れまん丸くなりました。
それを見ていたため、入院中は午前・午後にリハビリ室に行き、病室ではヘッドマッサージ、顔周りのマッサージをしていたら、全くムーンフェイスになりませんでした。
ステロイドは、「顔」「腹」「背中」に脂肪がつくと言われています。
実際、夫(佐藤晋一)もそうでした。
午前中のリハビリは肩甲骨を鍛えること(背中)が目的、午後のリハビリは腹筋とバランス(腹)が目的でした。
病室は個室でしたので、歩き回りながらリハビリの復習をしたり、ヘッドマッサージや顔周りのマッサージをしました。
「ムーンフェイス=顔が腫れる」と思っていましたが、避けることが出来る方法があることがわかりました。
なんでも「諦めてはいけない!」とつくづく思いました。